日台共栄首長連盟が訪台 台南市長と面会

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日台共栄首長連盟が訪台(写真:台南市政府)

石川県加賀市の宮元陸市長と埼玉県本庄市の吉田信解市長が率いる訪問団計28人が10月4日、台湾台南市政府を訪問した。黄偉哲台南市長は訪問を歓迎し、宮元氏と吉田氏らが発起人となり立ち上げた「日台共栄首長連盟」が今年6月に日台関係法の制定などを求める要請書を岸田文雄首相に提出したことについて感謝を示した。黄市長のほか、同市政府新聞及び国際関係処の蘇恩恩処長や、観光旅行局の鄭道立主任秘書らも列席した。

台南市を訪れたのは宮元氏と吉田氏のほか、両市の市議や石川県議ら、そして中華民国台湾の僑務顧問を務める陳文筆博士も出席。同連盟は日本全国の基礎自治体首長でつくられ、2021年から発足した。

日本の友人を歓迎する黄市長(写真:台南市政府)

黄氏は「加賀市はいつも台湾の農産物を支持してくださり、宮本市長も今年5月に行われた八田與一氏記念会に出席してくれた」とし、台南市と加賀市の友情をアピールした。

宮元氏は会見中「台南市と加賀市は2014年に友好都市協定を結んでおり、新型コロナウイルス流行下には、台南市が加賀市に支援物資を提供するなどを通じて、交流を深めている」とした上で「自身が『日台共栄首長連盟』の会長に就任して以降、日台の友好関係を守る決心がさらに強固になった」と語った。

また吉田氏は「本庄市は台南市との間に公式な提携関係を有していないものの、本庄市の関係者と市の公式マスコット『はにぽん』が台南市で行われたパレードに複数回にわたり参加する」と述べ、台南市と提携を結びたい考えを示した。